看護師が夜勤中に仮眠をとることは、業務を正確に効率よく行う上で有効です。
夜勤中は、睡眠不足や疲労がたまりやすいため、仮眠をとることで体力や判断力、集中力を回復することができます。ただし、仮眠の方法には注意が必要です。
まずは仮眠の時間を決めましょう。
仮眠の時間は、90分サイクルが理想的です。
仮眠の時間は、夜勤の中盤から終盤にかけて行うとよいでしょう。夜勤前や夜勤初期に仮眠をとると、夜勤中の覚醒度が低下したり、睡眠リズムが乱れたりすることがあるためです。
次に、仮眠の環境を整えます。
仮眠をとる場所は仮眠室があればベストですが、整備されていない病院も少なくありません。明るさや音などの刺激は、睡眠の質を低下させたり、目覚めを妨げたりすることがあるため、できるだけ暗くて静かで快適な場所を選ぶことが大切です。
寝具や服装も快適なものを用意することで、リラックスして仮眠をとることができます。
また、安眠グッズを上手に活用することも効果的です。
耳栓やホットアイマスクを着用したり、アロマディフューザーを使用したりするのもおすすめ。香りはラベンダーのようなリラックス効果が高いものを使用するとよいでしょう。

注意点としては、入眠前にスマホを見ないことです。
画面のブルーライトが睡眠を阻害してしまうため、スマホを見てしまうとなかなか入眠できなくなる可能性があります。しっかり仮眠をとって、万全の体調で夜勤を乗り切りるためにも、入眠前のスマホ閲覧は極力控えましょう。